2016年から2023年と長年J2に所属していた「FC町田ゼルビア」。2024年にJ1に昇格し、現在サッカーJ1リーグで驚異の強さを見せています。
J2優勝の勢いのままJ1優勝を目指すFC町田ゼルビア!
今回はそんなFC町田ゼルビアのJ1優勝の可能性について記事にまとめたいと思います。
・歴代昇格クラブのJ1初年度の順位
・昇格初年度で優勝したクラブはあるのか
・町田ゼルビアの優勝の可能性
FC町田ゼルビアの強さの秘訣、その裏側まで徹底解説をした記事あります。
記事「FC町田ゼルビア J1快進撃の裏側。なぜ強い?」
歴代J1昇格クラブ 初年度順位
年度 | クラブ | 勝ち点 | 勝ち | 引き分け | 負け | 順位 | 備考 |
2010 | ベガルタ仙台 | 39 | 10 | 9 | 15 | 14 | |
2010 | セレッソ大阪 | 61 | 17 | 10 | 7 | 3 | ACL出場 |
2010 | 湘南ベルマーレ | 16 | 3 | 7 | 24 | 18 | 降格 |
2011 | 柏レイソル | 72 | 23 | 3 | 8 | 優勝 | ACL出場 |
2011 | ヴァンフォーレ甲府 | 33 | 9 | 6 | 19 | 16 | 降格 |
2011 | アビスパ福岡 | 22 | 6 | 4 | 24 | 17 | 降格 |
2012 | FC東京 | 48 | 14 | 6 | 14 | 10 | |
2012 | サガン鳥栖 | 53 | 15 | 8 | 11 | 5 | |
2012 | コンサドーレ札幌 | 14 | 4 | 2 | 28 | 18 | 降格 |
2013 | ヴァンフォーレ甲府 | 37 | 8 | 13 | 13 | 15 | |
2013 | 湘南ベルマーレ | 25 | 6 | 7 | 21 | 16 | 降格 |
2013 | 大分トリニータ | 14 | 2 | 8 | 24 | 18 | 降格 |
2014 | ガンバ大阪 | 63 | 19 | 6 | 9 | 優勝 | |
2014 | ヴィッセル神戸 | 45 | 11 | 12 | 11 | 11 | |
2014 | 徳島ヴォルティス | 14 | 3 | 5 | 26 | 18 | 降格 |
2015 | 湘南ベルマーレ | 48 | 13 | 9 | 12 | 8 | |
2015 | 松本山雅 | 28 | 7 | 7 | 20 | 16 | 降格 |
2015 | モンテディオ山形 | 24 | 4 | 12 | 18 | 18 | 降格 |
2016 | 大宮アルディージャ | 56 | 15 | 11 | 8 | 5 | |
2016 | ジェビロ磐田 | 36 | 8 | 12 | 14 | 13 | |
2016 | アビスパ福岡 | 19 | 4 | 7 | 23 | 18 | 降格 |
2017 | コンサドーレ札幌 | 43 | 12 | 7 | 15 | 11 | |
2017 | 清水エスパルス | 34 | 8 | 10 | 16 | 14 | |
2017 | セレッソ大阪 | 63 | 19 | 6 | 9 | 3 | |
2018 | 湘南ベルマーレ | 41 | 10 | 11 | 13 | 13 | |
2018 | V・フォーレン長崎 | 30 | 8 | 6 | 20 | 18 | 降格 |
2018 | 名古屋グランパス | 41 | 12 | 5 | 17 | 15 | |
2019 | 松本山雅 | 31 | 6 | 13 | 15 | 17 | 降格 |
2019 | 大分トリニータ | 47 | 12 | 11 | 11 | 9 | |
2020 | 柏レイソル | 52 | 15 | 7 | 12 | 7 | |
2020 | 横浜FC | 33 | 9 | 6 | 19 | 15 | |
2021 | 徳島ヴォルティス | 36 | 10 | 6 | 22 | 17 | 降格 |
2021 | アビスパ福岡 | 54 | 14 | 12 | 12 | 8 | |
2022 | ジェビロ磐田 | 30 | 6 | 12 | 16 | 18 | 降格 |
2022 | 京都サンガFC | 36 | 8 | 12 | 14 | 16 | プレーオフ |
2023 | アルビレックス新潟 | 45 | 11 | 12 | 11 | 10 | |
2023 | 横浜FC | 29 | 7 | 8 | 19 | 18 | 降格 |
昇格初年度J1優勝クラブ
柏レイソル(2011年) 昇格初年度、初の優勝
2010年J2リーグを圧倒的強さで優勝を果たし、勢いに乗ったままJ1に参戦した柏レイソルは昇格初年度で優勝を果たしています。
当時の監督はネルシーニョ監督でした。
ネルシーニョ監督はポジションごとに役割を与え、それぞれが明確な役割を理解した上で戦えたことが優勝の要因でした。また役割だけでなく、同時に自由も与え、選手一人一人が持っている長所を生かす戦術も怠らなかった。
当時のメンバーは、現在日本を代表するだけでなく、世界でも活躍をした右サイドバックの「酒井宏樹選手」や当時チームを牽引していたブラジル人コンビの「レアンドロ ドミンゲス」「ジョルジ ワグネル」がいました。また当時日本代表にも選出された「田中順也選手」や「工藤壮人選手」など選手層も厚いチームでした。
現在の「FC町田ゼルビア」と同様にJ1に参戦し、前半から連勝を飾るなど似ている要素があります。柏レイソルは良いスタートダッシュを切ることに成功しますが、途中苦しむ場面も見られました。しかし、勢いを取り戻し最終節でもチームの色を存分に発揮し、プレッシャーがかかる中でも勝利を収め、優勝を手にしています。
ガンバ大阪(2014年) 昇格初年度 優勝2回目のクラブ
2013年にJ2優勝を果たし、勢いのままJ1で躍動をすると思われた、ガンバ大阪でしたが、前半はJ1の舞台に苦しめられる展開が続きました。
しかし、この年はワールドカップイヤーだったため、一時リーグが中断されリーグ戦再開後に驚異のV字回復を見せました。
再開から5連勝を飾ると22節から7連勝をし、一気に優勝争いに参戦しました。
当時のメンバーは「パトリック選手」と「宇貴史貴史選手」の強烈FWがいたり、長らく日本代表の中盤を牽引していた、「遠藤保仁選手」などがいました。
この選手たちの躍動で得点を量産し、チームを優勝へと導いています。
またこの年はリーグ制覇だけでなく、ナビスコカップ、天皇杯も制し、国内三冠を達成しています。
FC町田ゼルビア優勝の可能性
これまで昇格から優勝を果たしクラブは2クラブのみとなっています。
この結果を見てみるとFC町田ゼルビアがJ1を制覇する可能性は低く感じられます。現時点で好調をキープしているFC町田ゼルビアですが、リーグ戦は数か月に渡り複数の試合が行われるので途中で選手の故障だったり、予期せぬアクシデントがたくさん起こります。
そのような中J1リーグで優勝するには、経験豊富な選手や優れた戦術、そして十分な資金力が必要です。
現在、元日本代表CB昌子源選手や日本代表にも選出されているGK谷晃生がいますが、そのような選手が欠けている場面が優勝を左右する分かれ道になってきます。資金面でも他の強豪クラブと比べると劣っている部分が多いです。
しかし、サッカーには予測できない要素もあり、常に驚きの連続です。
J1を優勝するのは簡単な事ではありませんが「FC町田ゼルビア」が優勝する可能性は十分にあります。
現状上位に着けているのが事実です。
この流れは2011年「柏レイソル」が優勝した時と似ています。柏レイソルも中盤で少し、勢いを落としたことがありましたが、若手の躍動であったりと優勝に必要な要素が加わりJリーグ制覇をしています。
FC町田ゼルビアにも若手がたくさんいるので、その選手たちの躍動が優勝のカギになってくると思われます。
黒田剛監督の元、昇格初年度から優勝する姿を期待したいです。
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