100円ショップの象徴とも言えるセリアの大量閉店が、今、話題になっています。
私たちの日常に欠かせない存在となっている100円ショップ。
しかし、その未来に暗雲が立ち込めているようです。
円安の影響で100円ショップが苦境に立たされる
今年5月、帝国データバンクは「2023年度の100円ショップの国内市場規模が初めて1兆円を突破した」と報じました。
しかし、この明るいニュースの裏側で、100円ショップ業界に暗い影が忍び寄っていました。
その原因は「円安」です。
セリア、大量閉店の理由は?
1ドル160円の影響で輸入コストが激増
円安が進行する中、特に7月には1ドル160円にまで達し、輸入に頼る100円ショップは深刻な影響を受けました。
1ドルが100円から150円に変動すると、単純計算で仕入れコストが5割増えることになります。
しかし、人件費や家賃などの固定費は変わりません。
その結果、現在100円ショップは厳しい状況に立たされています。
「脱100円」戦略を進める大手、揺れるセリア
このような状況下で、業界最大手の「DAISO」は「脱100円」にシフトし始めています。
300円や500円といった高単価の商品を扱う「Standard Products」や「THREEPPY」などの新ブランドを展開。東京・銀座には、これらの新業態が集結した店舗も登場しています。
一方で、100円にこだわり続けているのが業界第2位の「セリア」。現在は「大量閉店」に追い込まれていますが、今後どのように対応するのでしょうか。
セリアに寄せられる声「頼む、生き延びて」
セリアの大量閉店を受けて、X(旧Twitter)には多くの悲痛な声が投稿されています。
「セリアが閉店するなんて信じられない」「行こうと思っていた店舗が閉店するかも…」など、セリアを愛するユーザーたちの嘆きが広がっています。
まとめ
100円ショップは、私たちの生活に欠かせない存在です。
しかし、円安がこのビジネスモデルに大きな試練を与えています。
セリアはこの先、どのような決断を下すのでしょうか。今後の動向が気になりますね。
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